シロアリ被害に遭うと家屋がどのようになってしまうかご存知ですか?
ここでは、弊社が過去に検査時に発見した被害の事例と、専門家でなくでも簡単にわかる被害の兆候をご紹介します。

間取り

玄関

玄関は一般的に、土間コンクリートの上にタイルを貼る造りが一般的です。 土壌と木部が近い箇所のひとつです。 シロアリの侵入被害を受けやすいといえます。 また、水を撒いての土間の清掃は、わずかな隙間から水が土間の下に入り込み、これもシロアリが好む環境をつくる原因となっています。 また玄関ドアサッシの下地材やポーチ柱も構造によって被害に遭いやすい箇所のひとつです。

  • 玄関上がり框表面に土のようなもの(蟻土)が現れています。
  • 玄関の巾木にシロアリの被害が見られます。
  • 蟻土が現れた上がり框の表面をめくった様子。蝕害で内部はスカスカの状態です。
  • 上がり框部分の被害。(写真:上がり框解体後)木部の表面が柔らかくなり被害が発見されました。

浴室洗面

浴室・洗面室は毎日、水を使う場所で、タイルの亀裂やサッシとの隙間などからの水シミの事例が多く、シロアリ被害が最も多く確認される箇所です。 また在来工法の多くは、浴室タイルの下は土、又は石などが埋まっている造りで、木材の腐れに気付かない場合もあります。

  • タイルの隙間より有翅虫(羽アリ)。タイルの裏側にはドア枠下地材などが入っています。
  • ドアの木枠に被害が見られます。浴室土間下よりの侵入が考えられます。
  • タイル解体後。壁内部の木ずり部分に被害が確認されました。
  • 水廻り部分の大引きの被害。床板の水シミから湿気が多いことが判断できます。

和室

居室でも被害が確認されています。 畳がふわふわする、きしむといった症状から発見されるケースが多くあります。 長期間同じ位置に置かれた家具の下なども注意が必要です。 定期的に畳上げをすると、湿気を抜く効果がありまた荒板の状態を確認することができます。

  • 畳を上げたら床板に被害発見。
  • 床組みと畳下の荒板に被害が見られます。
  • 和室床下の状況です。写真中央部に蟻道(シロアリが移動する道)が確認できます。
  • 和室床下部の大引きの被害。床組みの強度が低下し、床が下がるなどの症状が出る場合があります。
  • 畳の上に長期間敷いたままの敷物をめくったところ被害が発見されました。
  • 和室床下部の火打ち土台の被害。構造部材が食害されると耐震性も低下してしまいます。
  • 畳をめくると木部に被害が。床下にも蟻道がありました。
  • 床下から畳を通り抜けて群飛口をつくっています。シロアリの生命力の強さを感じます。

洋室

床下の被害が床上周辺まで及ぶと、木部の表面が柔らかくなる、ボロボロになる、土のようなもの(蟻土)が噴く等の症状が表れます。 これらは被害が進んでいる可能性が高いため早急な対処が必要です。 また床がギシギシ鳴る等も被害の兆候の可能性があります。

  • 木部の内部が加害されてできた群飛口(穴)より、有翅虫(羽アリ)が群飛しています。
  • タイルフロアと木枠のわずかな隙間から有翅虫(羽アリ)が一斉に外に飛び出している様子。
  • フローリングの上に畳を置いており、畳をあげてみたら床にシロアリ被害が。
  • 3階建て鉄筋コンクリート造での被害。床をめくったら根太に被害がありました。
  • 内基礎断熱の被害事例。断熱材の中をシロアリが食害しています。
  • 床がブカブカするため床下点検をしたら、シロアリ被害と木材腐朽で木材・断熱材がボロボロでした。
  • 床下の土台の被害例。土台内部に被害が見られます。
  • 床組を支える束柱の被害例。シロアリは木材の年輪以外の柔らかい部分を好んで食べます。

床下

床下はシロアリの好物の木材が多くあり、また外気にさらされず暗く湿度が高いため、地面から建物内部に侵入する外骨格を持たないシロアリにとって絶好の環境です。 シロアリはわずかな隙間からも侵入するため、床下がコンクリートでも被害が確認されています。 主要な木材が被害に合えば、耐震性の低下に繋がりますので、定期的なチェック・メンテナンスが肝心です。

  • 床下がコンクリート(ベタ基礎)での被害例。コンクリート上に蟻道をつくっています。
  • 築9年。床板がへこむようになったので床下を確認したらシロアリ被害がありました。
  • 基礎パッキン部分にも蟻道ができています。コンクリートの床下でも注意。
  • 基礎を登る蟻道。中はストロー状のトンネルになっていて、その中をシロアリが移動します。
  • 床下コンクリートのひび割れ箇所に群飛口(ハネアリが飛び立つ巣の一種)ができることも。
  • 群飛口を拡大。このようにして郡飛口を作り上げていきます。
  • 束柱の内部が食害され空洞になっています。
  • シロアリ被害が進むと木材はボロボロ、中身がスカスカになる危険があります。
  • 束石から束柱、大引きにかけて被害が確認できます。
  • 床下がコンクリートの建物の被害例。通気口左の蟻道が木材にまで到達しています。
  • 築10年。イエシロアリの被害事例。構造部材がえぐられたようにボロボロに。
  • シロアリは断熱材も食害します。断熱材の中に蟻道を作っています。

壁の表面を解体しなければ目視確認ができず、発見が遅れがちなのが壁内の被害です。 雨漏りや水漏れが原因のケースでは、それらが被害を助長してしまうこともあります。 シロアリは土壌面から侵入しますので、壁内の被害は、土壌に近い部分の被害を意味しています。 また壁内の柱、土台などの主要構造材に被害が及ぶと、耐震性の低下に大きく繋がります。

  • 雨漏れが確認された壁内木部の被害の様子。外壁をめくり発見されました。
  • 木ズリ部分の被害例です。広範囲での被害が確認できます。
  • 土台・間柱・筋交いが広範囲で食害されています。
  • 壁内部の柱の被害例。土台と柱の根元を中心に被害みられます。

柱・敷居

シロアリは目に見えない床下部分の食害だけではなく、被害がひどくなると柱や壁など生活する空間内にも被害を及ぼすことがあります。 しかし、シロアリは乾燥にとても弱い虫なので、普段の生活で部屋の中を歩き回るようなことはありません。 (羽アリが出る時期は見張りとして出てくる場合があります。) また、被害箇所も木造表面の薄皮一枚を残し食害するケースが多いため、普段の生活では気づかず、物が当たった拍子に木材が崩れ被害を発見することも多いです。 アメリカカンザイシロアリに関しては、砂粒状の糞を排出するため、糞の発見で被害を確認することがほとんどです。

  • 玄関の木枠から巾木へと食害を進めたヤマトシロアリ被害。直接柱が地面まで降りていると、地面からシロアリが侵入し被害に遭いやすくなります。
  • 壁面羽目板部分のシロアリ被害。床下から侵入したシロアリは壁面をつたい、羽目板まで上がることがあります。
  • 和室の柱部分、アメリカカンザイシロアリの被害。タンスなどの陰になっていることが多く、普段は気づきにくい場所です。
  • アメリカカンザイシロアリの場合は、高さに関係なく2階や3階部分でも被害を及ぼします。

屋根裏

床下や室内の食害が進んだ場合や浴室など常に湿気が多い場合に、屋根裏まで被害が及ぶことがあります。 イエシロアリになると水を運ぶ能力が長けていることと、梁などに使用される松材を食害するため、屋根裏まで被害が及ぶことがあります。 ヤマトシロアリに関しても、雨漏れ等がある場合は2階屋根裏部分まで食害することがあります。 2階部分への侵入で一番多い侵入経路は、柱の背割れに蟻道を形成し真っ直ぐ屋根裏へ侵入する経路です。 アメリカカンザイシロアリの場合、2階部分から直接侵入することもあるため、2階、3階の屋根裏に被害が出ることも珍しくありません。

  • アメリカカンザイシロアリの糞は大きさ0.3mm~0.6mm程の俵状の形で砂粒状です。砂山のように糞が積もります。
  • イエシロアリによる食害写真です。瓦を支える材料が蟻害にあっています。台風などの強い風が吹けば瓦が飛んでしまう可能性もあります。
  • 柱の背割れ部分に蟻道を形成し屋根裏まで食害を進めています。この写真の蟻道はイエシロアリのものです。
  • 軒桁がシロアリに食害されています。中がスカスカになり、ドライバーで差し込むことができるほどの被害です。構造部材がシロアリに食害されると住宅の強度は著しく低下します。

建物外周

建物の外周面は床下に比べ通気がよく乾燥していますが、シロアリは乾燥から身を守る蟻道を基礎の外側に作り建物内部に侵入します。 建物外周の基礎沿いには倉庫や花壇等は極力置かず通風を良くし、いつでもチェックができる状態にしておくことが大切です。

  • 基礎の外側から蟻道を作って侵入しているケース。
  • 玄関ポーチのタイルの目地を蟻道が上がっています。
  • 基礎の外側に断熱材を設置する外基礎断熱工法での被害。
  • 基礎部分の断熱材をめくると、無数の蟻道が発見されました。
  • 基礎の外側から蟻道を作って侵入しているケース。
  • 基礎部分の化粧モルタルの浮いた部分からシロアリが侵入しているケース
  • 2×4住宅にて。雨漏りと並行し、バルコニー・出窓・床根太にシロアリ被害あり。シロアリは水を好むので要注意。
  • 蟻土が確認された外壁を剥がした状態。広範囲の被害が確認できます。

植木花壇

基本的に生木を食害する例は多くはありませんが、伐採し切り株の状態のまま放置されたものは注意が必要です。 また、花壇など木製の柵などを直接地面に埋めるケースでは、シロアリの食害が多く確認されています。 防腐処理された杭も同様です。 木材をシロアリが食害することは自然のことですが、気になる場合は木目調の樹脂製品の使用をお勧めします。

  • 木製の花壇柵。内側に被害が確認されました。
  • 地面に直接埋められた花壇柵の被害例。
  • 花壇柵が食害されボロボロになっています。
  • 切り株の外側をめくると被害が発見されました。

フェンス

ラティスや木柵等は直接地面に埋めるケースが多くあります。 また雨ざらしの状態がほとんどで、非常に食害されやすい箇所のひとつです。 屋外の薬剤処理は薬剤での環境汚染の可能性、また薬剤処理をしても長期効果が見込めないため定期的なチェックや部材の交換が必要です。

  • 地面に直埋めされたラティスの被害例。柱部分に被害が見られます。
  • 木柵の柱部分に蟻道が確認できます。
  • ラティスの柱部分に蟻道・食害が確認されます。
  • 添え木の被害です。背割れの表面に蟻土が確認できます。

その他

その他にも気をつけたいことはいくつかあります。 不要になった木材・木製家具、ガーデニング用にと購入したままの木材などを、建物周辺や庭に放置したままにしていませんか? 餌となりそうなものはできるだけ撤去することもシロアリ対策に繋がります。 また食害された木材をそのまま放置したり、家屋に立て掛ける等も、屋外からの侵入の可能性を高めるので注意しましょう。

  • 屋外に放置された木製の縁台に被害が確認できます。
  • 地面に置かれた木製のスノコ。角がボロボロになっています。
  • 木製のスノコを近くで見ると中がスカスカになっていることが確認できます。
  • 玄関先に放置された材木の被害例。全体的に食害されています。

シロアリ目の不完全変態の昆虫、シロアリってどんな虫?

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  • ● 一級建築士事務所 静岡県知事登録(3)第6562号
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