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コラム

COLUMN

2022.12.02
住宅メンテナンス

建具調整(引戸・網戸編)


今回は建具調整の第2段です。
前回はドア調整に付いてご紹介しましたが、今回は、引戸・網戸調整についてご紹介していきます。
(参考:前回記事 建具の不具合の症状と調整方法 https://cs.ig-consulting.co.jp/column/joinery-adjustment/


1.引戸を閉めた状態で光が入ってきてしまう

 

引戸の建付けが悪くなってしまうと、引戸を閉めた状態でも室内に光が入ってきてしまったり、冬場ですと廊下側の冷気が室内へ入ってきてしまい部屋が温まり辛くなります。
引戸も取り付けられている物によっては調整が可能となっていますので、確認・調整方法に付いて書かせて頂きます。

引戸を閉めた状態でも隙間が出来てしまう原因としては、枠下地が、湿気・乾燥で動いてしまったり、レール部分に関しても床が同様に動いてしまう場合が有ります。

また引戸本体も湿度の関係で動いてしまいます。
その為、事前に調整が可能な部品を設置されている引戸も増えてきています。

まずは何処の部品が該当するか確認をしていきます。


調整用のビスが上下どちらかに付いているか確認をしていきます。

このようにビスがカバーで隠れている場合もある為、その場合はマイナスドライバー等を使い外します。
年数が経っている場合は、経年劣化により樹脂が折れやすくなっている場合もある為、ゆっくりとおこなうようにお願い致します。


カバーを外すと中に、上下調整用のビスと左右調整用のビスが出てきます。
メーカー仕様で左右の調整が出来ない物も有ります。

後はビス頭を潰さない様に45度を目安に少しずつ回転させて調整をしていきます。

調整方法に関しては下記動画をご参考ください。▼

2.網戸が動きにくくなってしまった

 

網戸が動きにくくなってしまった場合は、網戸の戸車が外れてしまっているか、網戸やサッシも季節によって動く為、外れ止めが当たってしまって開閉がし辛くなる場合が有ります。

まずは、網戸の状態を確認していきます。
戸車が外れてしまっている場合は、レール部分を覗いて頂くと写真の様に戸車が見えてきます。

正常に収まっている場合は次の写真の様に

戸車が見えません。
レールから脱輪している状態で、開閉をしてしまうと戸車の横の部分がレールと当たってしまい動きが悪くなってしまいます。
またそれを無理やり使い続けてしまうと、レールが削れてしまったり戸車が割れてしまう原因に繋がってきますので、動きが悪い場合は1度確認をして見て下さい。

また網戸の外れ止めは、上部に設置されている場合が多くビス止めされています。

この部位分を反時計回りに2周程緩めると、外れ止めのプレートが下がってきます。

ビスを回し過ぎない様に注意が必要です。

この外れ止めが、レールと当たってしまうと摩擦で開閉がし辛くなります。

その為、万が一この部分が当たっているようで有れば、少し緩めて頂き少し下げたのち再固定をしてください。

緩み過ぎると台風や強風時に網戸が撓んだ時に外れてしまう場合がある為、緩めすぎにも注意が必要です。

調整方法に関しては下記動画をご参考ください。▼

3.まとめ

 

前回のドア調整に続き、引戸と網戸の記事を書かせて頂きました。

不具合の状況・状態では調整では、対応が難しい場合もやはり多くあります。

その場合は、職人さんやメーカーさんの対応が必要になりますので、確認して調整してみても改善が出来ない不具合は、修繕工事が必要な場合も有りますので、専門業者に1度見てもらう事もやはり必要です。

ただ最近の建具関係は、下地の伸び縮み捻じれ等を加味した調整が出来る物を使っている場合が増えてきた為、メーカー・品番が分かれば、調べる事で調整方法がより詳しく出てくる場合もある為、御新築時の仕様書や書類からも確認が出来る為、大切に保存しておくこともお勧めいたします。