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コラム

COLUMN

2022.10.10
簡易メンテナンス

建具の不具合の症状と調整方法


前回の記事より建具の種類と建具調整について書かせて頂きました。
今回は、動画を交えて不具合の症状と調整方法について記事にしました。
ぜひお読みください。

前回記事:自分でできる建具調整 https://cs.ig-consulting.co.jp/column/fittings/

1.ドアが風で空いてしまう

 

ドアを閉めた状態でも、窓を開けたら閉まっていたドアが自然と開いてしまう。他の部屋のドアを開けた時に一緒に開いてしまう。等、触って居ないのに勝手にドアが開いてしまう場合は、ドアのラッチがラッチ受けにしっかり引っ掛かっていない状況です。

 

この窪み部分が、引っ掛けになっておりドアを自然に開かせない仕組みとなっています。

この位置を調整して頂くと改善される可能性が高いです。

窪みの真ん中にネジが付いている場合は、そこを左右に回すと位置が変わり調整出来る様になっています。

付いていない場合は、本体金具を緩めて動かす必要がある為、調整方法が変わってきます。

ネジを回して調整出来る動画を添付します。

 

調整方法▼

 

2.ドアと床が擦れてしまった

 

ドアの開閉時に床と当たってしまう場合は、1次的な物で季節性の床の反りや、乾燥伸縮で床が反ってしまった場合・ドア本体が下がってしまった場合等原因は様々有りますが、ドアの調整板(前回の記事を見て頂くと詳しく載っております)で改善出来る場合も多い為、調整方法と調整位置となります。

 

ドアの調整板にこの様に下端もしくは上端にビスを回す部分が付いている場合は、高さ調整が出来るドアとなります。

この部分にカバーが付いている場合も有る為、その時は外してみると中に同様な物が出てきます。

ビスが上に付いている場合は、時計回りに回すとドアが上がり反時計回りに回すと下がります。(下に付いている場合は、回す方向が逆になります。)

床と擦れている場合は、ドアを上げて頂く必要がある為、時計回りに回してください。

 

調整方法▼

 

3.ドア枠と当たってしまう

 

ドアが枠と当たってしまう場合は、ドア・枠の反りや膨張・調整板の緩みなどが考えられます。

調整板の場合は、初めから少し遊び(隙間)が設けられている為、左右に調整が出来る様になっています。

調整が出来る分、調整板の固定ビスが緩んでしまう事で、傾きが出ている時もある為、固定ビスを締めなおすだけで改善されることも多いです。

特にガラス入りのドアなど、重いドアに関しては負担が掛かり、開け閉めの際に勢いも付きやすい為、緩みやすくなります。

また固定ビスを緩めずに調整ネジを回してしまうと動かずネジの頭が潰れてしまう為、要注意です。

建具調整

建具

1mm~2mm程であれば、左右の調整が可能となっています。

 

調整方法▼

 

4.まとめ

 

ドアの調整板は、前後・左右・上下と調整が可能となっているタイプが有ります。

調整が出来る分、ビスが緩むと不具合が生じてしまう為、調整が出来ないタイプや左右のみ調整が出来る物も有ります。

まずは原因の確認・使われている物は調整板なのかを把握する事で、すぐに直せる物であれば使用が出来る状態に戻す事で、快適に過す事が出来ます。

私が経験している中で、不具合を放置し過ぎて開かずの扉になってしまったドアも有ります。

そうならない為にも参考になればと思います。