湿気対策
湿気は季節に関係なく、1年を通じて発生します。湿度が高くなると結露、カビ、腐朽菌、シロアリが発生しやすくなります。
木材のカビ・腐朽菌はどんなときに発生するの?
木材含水率が常に高い(30%以上)場合や、継続して結露が起きているような場所では腐朽菌が発育しやすくなります。
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温度
3度以下では木材腐朽菌は発育しにくい。30度前後が発育に最も適している。(ナミダダケは16度~22度)
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水分
大気中の湿度85%以上、木材の含水率が25%以上になると発生条件が整う。(ナミダダケは70%以上)含水率を25%以下にすると腐りにくい。
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空気
空気がなければ木材腐朽菌は、生息できない。水中に浸かっている木材は腐朽しない。
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栄養分
木材に含まれているセルロース・ヘミセルロース・リグニンなどを分解して発育する。
ベタ基礎でもカビは生えるの?
現在新築されている住宅の多くは、ベタ基礎工法で、床下はコンクリートで覆われています。
土そのままの床下よりも乾燥しているように思えるベタ基礎工法ですが、なぜそのような住宅でもカビが発生することがあるのでしょうか?
原因の一つに「結露」があります

結露とは?
身近なところでいうと、冷やしたグラスに冷水を注ぎ置いておくと、汗をかいたようにグラスの表面に水滴がつきます。
これは空気中の水蒸気が冷えたグラスに触れて冷やされ、水滴となるのです。
床下での結露発生のメカニズム

夏場結露 水蒸気を含んだ(湿った)空気が外から床下に流れ込み、基礎表面などで冷やされ、水蒸気が水滴になります。例えば、気温30℃・湿度80%の空気が冷やされて26℃になると、湿度が100%になります。26℃を下回った場合は湿度が100%を越え、余った水分が水滴としてあらわれます。
基礎コンクリートの水分 築年数が新しい場合、基礎コンクリート内の水分が徐々に蒸発して、床下内の湿度が上がり結露を起こす場合があります。
見えない床下、どうなっているの?
現代の住宅の床下は、コンクリート基礎で囲まれています。そのため通気が少なく、換気不足となり、また更に日射不足と地熱冷却も重なり、床下が低温化しています。もともと高温多湿な日本の気候風土と床下の低温化によって床下結露が発生しています。
床下の3大トラブル
床下の定期点検の際に発見される主なトラブルです。発見が遅れると、改善に時間と費用がかかるので要注意です!
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床下被害
シロアリ
「見えない」床下でいつの間にか侵入。気づいたときには大きな被害。薬剤散布によるシロアリ防除でガード!!
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床下被害
結露・カビ・腐朽
高温多湿な日本の気候風土と換気不足・日射不足や地熱冷却による床下の低温化が相まって発生。床下用サーキュレーターと調湿剤でカビ腐朽をガード!!
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床下被害
水漏れ
設備の劣化・地震や振動などにより発生。腐朽やカビの発生、床下の環境悪化に。定期点検による早期発見でガード!!
シロアリ予防・換気・調湿で快適・長持ち・健康な家を!
シロアリ予防・防腐・防カビ薬剤散布

シロアリから家を守る
効 果
床下薬剤散布により、シロアリの侵入を防ぎます。
薬 剤
ガントナー®MC(木部処理用)
ガントナー®MC(土壌処理用)安全性が高く低臭性。優れた殺蟻効果を有する。(公社)日本しろあり対策協会認定薬剤
保 証
5年(再施工保証・建物損害補償500 万まで)
床下⽤換気扇

適切な換気量を確保する
効 果
効率よく空気を循環することにより、床下の換気量を増やすことで、結露の発生を防ぎます。
種 類
排気型・撹拌型・ダブルシューター
保 証
換気扇:5年保証
タイマー:1年保証
床下吸放湿性マットM炭マット

適切な湿度に調整する
効 果
余分な湿気を吸収し、適度な湿度に保つことで、結露の発生を防ぎます。
特 徴
調湿効果と抗菌抗カビ効果に優れている。床下に敷設するだけで半永久的に効果が持続し、アフターケアもほとんど不要。
成 分
木炭・ケイ酸カルシウム