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コラム

COLUMN

2022.12.16
水回り

浴室の耐用年数


今回は戸建て住宅の浴室の耐用年数についてご紹介します。


1.一般住宅の浴室

現在、日本では生活するうえでほとんどの方が入浴する習慣があるかと思います。これは日本の湿度の高い気候、四季による気温や日本人の性質による事が要因かと思います。日中の生活を終え帰宅をしてゆっくりお湯に浸かり疲れを癒す、または、朝目覚めスッキリした気分で活動する為、朝から入浴するという事もあるでしょう。

今では、当たり前の様になった自宅での入浴は、実はまだ60年程前ぐらいからに過ぎません。以前は住居に浴室は無く、近くの銭湯に通うという事が一般的でした。

元々は木造住宅が一般的な日本家屋に室内で、水(お湯)を使用出来る様にさせる為、工夫、改善されて現在の浴室の形があります。

今ある住宅では、床や壁の下部をタイルで仕上げた在来工法の浴室とユニット工法の浴室(現在の新築では97%がユニットバスと言われています。)となっています。

在来浴室▲在来工法の浴室

ユニットバス▲ユニットバス

2.劣化させる原因

家の中で水が漏れてしまうと建物の劣化に繋がる可能性が高い為、浴室から浴室より水がこぼれない形状や材料が使われています。

しかし、例えばタイルで使用された在来工法の浴室は、地震や振動等の影響で家の振動とは別で動いてしまったりするとひび割れが起きてしまいます。見える部分は補修出来ても限界はあります。また、ユニットバスでも壁や床のつなぎ目にゴムパッキンやシールを使用します。当然これらもやがて年数が経過すると劣化して、水漏れを防ぐ事が出来なくなります。これらが最終的には、浴室の使用の限界と言う形になるかと思います。もちろん、壁や床、浴槽が使用出来ない程に壊れてしまえば、そこで寿命となります。

3.良い状態で維持する為に


浴室は水漏れを起こさせない様にすると長持ちします。しかし、現在の統計では、約28年で一般的な浴室の寿命を迎えています。ただし、これらは平均的な数値だけであって、この年数頃に浴室を改装計画しなければいけないわけではありません。

水漏れを起こしやすいゴムパッキン部やシール部分を新たにシールを打ち増したり壁や床等の汚れを溜めない事、湿気を溜めない事でこれらの寿命を伸ばす事が出来ます。(だだし、行き過ぎた掃除で傷が付き過ぎてしまうケースもあります。)

浴室を使用した後はなるべく早く、温度を下げる事や浴室の水分を減らす事で劣化しにくい環境を作る事が出来ます。

また、考え方を変えると浴室の歴史は浅い為、年々浴室も進化しています。浴室での健康的な安全面も考慮すると新たな浴室に注目してみる事もけして悪い事ではないかとも思います。